オトナ留学はどの国がオススメ?私のベストな留学先を探そう!
留学先選びは一番最初の、そして一番重要な難問ではないでしょうか?オトナ留学は語学習得だけが目的ではありませんよね?
よく見かける『オトナにオススメの留学先!』や『オトナにぴったりな留学先!』
でも、オトナと一括りにされても困ってしまうなと思いませんか?オトナだからこそコレまでの人生や今後の人生は十人十色、目的も目標も人それぞれにカラーが違って当たり前です。だから『わたし』にぴったりな留学先を見つけるプロセスがとても大切でそれがあなただけの素敵な留学を始める第一歩になります。
そんな『私のベストな留学先』を探す4つのステップをご案内します!
1自己分析をして人生の棚卸し!
好きなことを発掘しよう
自分の棚卸しをすることで、自分にとって大事な事が見えてくる
皆さんは、好きな国や行ってみたい国、住んでみたい国はありますか?
私は留学先を決めるときに全くのノープランでした。留学はしたいけど、英語が学べるからどこでもいいかな、なんて思っていたのです。今考えるとなんてもったいない発想なんだろうと思いますが、当時は毎日忙しく働いて、自分のことを省みる時間をほとんど持てずにいました。行けばなんとかなるだろうと思っていた私に英会話教室のKana先生が熱くイギリス留学の体験を語ってくれたのです。
『こんな熱量で最近考えてことなかったなぁ』とひとまわりも年下のKana先生の話に胸を熱くして、いざ自分の、『私のベストな留学先』探しを始めました。
それはまず、自分を知ることからスタートさせました。自分自身について考えたのは就活以来でまず取り掛かるのが大変!毎日ノートとにらめっこしながら自分にあった『場所』を探す作業をしていきました。本当に大変だったけど、この作業はやって正解!本当にしっくりとくる場所に出会えてそれだけで留学の楽しさ120%増しになりました。
ただ、時間がすごくかかってしまうのでもっと効率よく棚卸しができる方法は必要だなと思ってました。そして帰国後の『今後のプラン』を立てるときにとても参考にしたのが
私はもともとメモをとるタイプではあるのですが後々使うかといえば、『うーん』と唸ってしまう程度のメモ。頭の整理はもちろん、今後への生かし方を考える上でも知っておいて損しないテクニックが書かれてます。巻末にはなんと棚卸しに最適な質問表までついてますので気になる方は本屋で立ち読みなさってください!
では、簡単に留学にむけて自分を知る方法4つをご紹介して行きます!
1:あなたの性格を自分自身に聞いてみる
私の仕事は販売員でしたので、スタッフ間のチームプレーが大事でしたが、プライベートはどちらかと言うと一人でゆっくり時間を楽しみたいタイプの私。あまり寂しがり屋でもないのでフレンドリーさよりも、せっかく誰も知らない土地に行くのだから、個人の時間やペースを大事にしたいなと思いました。
2:あなたのスキルとこれから伸ばしたいスキルの問い直し
私のお仕事は販売スタッフでした。1000円のTシャツから始まり、100万円のバッグまでキャリアアップしながら最後はとあるブランドショップへ。そこまでのキャリアで培ったものは・・・
・コミュニケーションスキル
・日本語力
・接客マナー
とにかく目の前に気持ちよくお買い物を楽しんでいただくこと、サービスを提供する事とブランドイメージを保つ事が日常でしたので、接客に必要なスキルは持っていたかな?と思います。一方でそれ以外の世界を知らずにきてしまった事で社会への視野がグググっと狭くなっていることにも気付いていました。今まで接したことのない職業の人たちとその世界を知りたいと思った私は、
・たくさんの国の人が集まりやすい場所
・ビジネスをする人にとって魅力的な場所
・多くの国が近くにある
・有名な大学がある
などなど、とにかく人が集まりより多くの情報収集ができる場所という条件は外せなくなりました。
3:あなたにとって心地いい人ってどんな人?
好きなタイプ・・・なんだかドキドキする響きですが、『人』全般ですね。
どのような人と一緒にいたいか、快適に過ごせるかを考えました。
先ほどの 自分の性格 の部分でお話しした通り、私は接客をしていたおかげか人と話すことはそれほど苦手ではありませんし、コミュニケーションも苦手ではありません。
でも、何十人かで集まってわーっと騒ぐのは得意ではありませんし、いつも決まったメンバーでの集団行動も少し苦手です。一方で、誰かの人生をじっくり聞いたり、少ないメンバーでアクティブに行動することは大好きです。
私にとって相性が良いタイプは
・個人の意思をしっかり持っている
・行動力と好奇心がある
・独立心が強い
なんとなく、人懐こさよりも距離感をとる、どちらかというと都会的な雰囲気でしょうか?一概には言えませんが、日本人が『シャイで真面目』と言われる国民性があるように、国によって『明るい』『フレンドリー』『真面目』『穏やか』など色々なイメージがあると思います。ここまでで、私は海外の都市に行ってみたいと思い始めていました。
4:あなたの好きな時間と心地いい環境を考える
これももうすでに記述した通り『自分がどんなタイプの人』なのかを知っていると過ごしやすい環境にも具体性がでてきたのではないでしょうか?
例えば日常生活では・・・
・美味しいコーヒーショップで本を読みたい
・月に一度はミュージカルを観にいきたい
・寂しがりやだから、フレンドリーな人が多い国がいい
そして可能であれば・・・
・自然豊かな国内旅行をしてみたい
・アロマやヨガついて本場で勉強してみたい
・近くの国をぐるっと鉄道旅で回りたい!
日常生活で最も大事なことと、留学を利用してやってみたいアクティビティがをあらかじめ想定して国や場所を選ぶと、とても充実した機会になるはずですよ!
5:あなたの好きな事、趣味はなんだろう?
この棚卸しで一番悩んだのかこの『趣味』
趣味と言われてもなぁと思ったのですが、この『趣味』を通じたコミュニケーションが一番役に立ちました。
・お花好き
・ヨガ愛好者
お花に関しては母が好きでたくさんの花を庭に植えていました。子供の頃から花の種類を口ずさむ母の傍で自然と覚えた花の名前。ガーデニングが大好きなホストマザーと時々庭に出てガーデニングや花の話をして、だんだんとお互いの人生について話したりと今では大事な友人となりました。
そして、日本では健康のためにヨガ教室。たまたま同じホームスティ先の住人だったYちゃんに誘ってもらってイギリスのヨガ教室を何軒か一緒に体験。そして彼女の友人Mikiさんがインストラクターを務める教室を紹介してもらったり、語学学校のアクティビティのヨガ教室で先生と意気投合したり充実した日々を過ごせました。
しかし、この趣味なのか?という2つのおかげで、人脈が広がり、人間関係が深まって行きました。
また、友人の中には『ねこ』好きでSNSで繋がりで知り合った方とお友達になっている人がいたりと皆さんもほんの少しの『好き』を掘り起こしてみてくださいね。
2やりたいことを書き出してみよう -top5を選ぶ
本当に自分自身の棚卸しって大変ですよね!でも大変なことの後にはお楽しみが待っています。
棚卸しで見えてきたことは皆さん自身のベースとなるもの。どのような留学にしたいか、なんとなく見えてきたのではないでしょうか?
今度は、留学で『やってみたいこと』それは実際に経験できること、経験したいことを考えていきましょう。
1:実現可能かどうかはともかく、海外でできそうなこと・やりたいことを出来るだけたくさん紙に書き出す
どんなことでもとにかく紙いっぱいに楽しそうだなと思うことを書いてください。
誰にも見せないし、妄想でもいいのです。
『誰かと手を繋いで砂浜を走り抜ける』・・・ちょっと古さがありますが、例えばこんな感じでも大丈夫です!どんどん書いていきましょう!
2:自分がワクワクするものに◯をつけていく
そして次に行うのはご自身の心がワクワクっとするものに丸をつけていきましょう。紙とにらめっこしながら本当にワクワクするものだけ選んでくださいね。
3:◯をつけたものに1〜5までの順位をつけていく
そして最後に、丸をつけたものに『やりたいこと』に順位をつけてください。
1番目、2番目と順番に優先順位をつけていきます。
そうすると、心の声『やってみたい!』に素直に耳を傾ける事ができるのではないでしょうか?
4:◯の条件を満たせるところを探していく
ここまでの作業で、皆さん一人一人が感じる『心地いい日常の環境』と『やってみたい事』をだんだんと具体的に想像でき始めているのではないでしょうか?
この2つの視点をどちらも大切にして、それが実現可能な国や場所を考えていきましょう。
最初から国名や地域名を考える必要はありません。
・オシャレして外出がしたい
・カフェがたくさんある
・交通機関が充実している
・休日に日帰りで観光ができる
・長期休暇にはハイキングで自然が満喫できる
などなど、海が近いか、山が近いか、都会か、郊外か、そこで生活している事が想像できる。さらにそこで楽しんでいる姿が想像できること。それこそが楽しく充実したオトナ留学にとってとても大切。慌てずゆっくりじっくり考えてくださいね。
3やっぱり決められない!そんな時のお助け留学先分析サイト
ピックアップをしてみたもののいまいち自信がない!確証が持てない人はこのようなサイトを利用してみるのもおすすめです。案外とあなたの背中をポンと押す、納得の診断が出るかもしれませんよ!?
1: 笑うメディアクレイジー
相性のいい国はどこ?あなたが「成功する国」/ 診断頭脳と心理担当、診断センセイ
こちらは少しゲーム感覚が強い印象の診断でした。10問の質問が用意されていてポチッとするだけのお手軽感。
でも驚いたことにぴったりしっくりの診断結果に!
どうしようかな、と迷った時にチャレンジしてもても面白そうです
2: 留学先の国ピッタリ診断!!/ 留学ジャーナル
こちらは1983年に創刊された老舗留学専門雑誌、日本を代表する留学エージェント。約8問の診断に答えていくと自分にあった留学先を提示してくれます。またオススメの留学先の詳細情報がすぐにみられるようになっているので一石二鳥ですね!
3: あなたにぴったりな留学先の国を診断できる!オススメの国診断/school with
School With(スクールウィズ)は、日本最大級の留学・語学学校総合サイトで、全世界32ヶ国・1,000都市以上、約4,000校の語学学校のなかから自分に合った留学先選びを無料サポートしてもらえます。たくさんのデータに裏づけされたSchool withの国診断・都市診断はなんと質問数が20個も!やく2分間ほどかかりますが、様々な質問から導き出された答えは信憑性が高いかも!?
4あなたの行きたい場所につて自分で調べてみる
自分の棚卸しを終えて、留学先でやりたいこともまとまって、行きたい国も候補を少し絞り込めた・・そして最終的にはとうとう現実と向き合う時間がやって参りました。
おそらく多くの人にとってそれほど多くない『留学』と言う機会ですのでしっかりと自分自身とお財布と相談していきましょう!
1: 国や行きたい地域の治安や情勢をしっかりと把握する
これは、外務省海外安全ページhttps://www.anzen.mofa.go.jp/でざっくりとですが確認する事ができます。また、行きたい地域で起こっている犯罪の傾向なども知る事ができますよ。
2: 物価
お財布に直結してくるのが『物価』です。
日々の食料や生活費はもちろん、家賃や交通費にも深ーく関わるこの問題。
よく、『日本の物価は高い』と言われますが、例えば東京であっても選べる金額の幅があり、例えばサンドイッチでも目が飛び出るほど高いものから、庶民の財布に優しいお値段まで幅広く用意されているのが日本です。ポケットティッシュが300円、なんて国もありますので物価はしっかりと調べてくださいね。
イギリスBBCによる『最も生活費の高い都市ランキング』についての記事はこちら
https://www.bbc.com/japanese/54997092
HYPEBEST
国際人材調査会社「ECA International(ECAインターナショナル)」が、世界の主要都市における外国人駐在員の生活費ランキングがB B Cのランキングとちょっと違っていて面白かったです。
https://hypebeast.com/jp/2020/12/2020-worlds-most-expensive-cities-hong-kong-news
3: 利便性
もし、あなたが十分にコミュニケーションが取れるだけの英語力があるならそれほど利便性にこだわらなくてもいいかもしれません。ただ、まだまだ英語力が十分でない時には、様々な状況を考えていくつかの選択肢が選べる環境が大切だと思います。
例えば、学校から自宅まではいくつかの交通機関が選べる(電車とバスなど)
急を要する時、危険が迫った時に駆け込める場所がすぐにある(カフェやスーパーなど)
悪いことは考えたくないのですが、いざという時に海外では自分で行動しなければなりません。身を守る対策だけはしっかりと考えてくださいね。
4: 渡航先の環境
今までのことを踏まえて、皆さんにとって『私にとってベストな留学先』は見つけられたでしょうか?地理はどうですか?暑い、寒い、四季がある、それとも常夏?
その国の歴史や文化はいかがですか?日本とは自然環境がどのように違うでしょうか?行き先を決めることはとても難しいけれど、それを乗り越えたらきっと楽しく過ごせるオトナ留学の毎日が待っていると思います!
まとめ
とっておきに、一番、大切なのは自分で決める勇気です!
エージェントや友人からのアドバイスもとても大事ですが、一番大切にして欲しいことは『自分で決める事』です。あなたの頭の中で、あなた自身が楽しい顔をしているでしょうか?楽しい時間を過ごしているでしょうか?
私はイギリスでの滞在中に、何人か『イギリスが合わないから』と他の国へ留学先を途中変更した事がありました。○○人の方がもっとフレンドリーだったからその国に行く、と言われた事があるとイギリス人の友人がちょっと寂しそうに言っていました。
合わなければ、途中変更も選択の一つですが・・・時間も労力もお金も、そして人と人との関係においても少しもったいない気がしてしまいます。そうならないためにも、ぜひ行き先である国や地域をしっかりと選んでベストな留学先を選んでいきましょう!
・自己分析で自分をよく知る
・留学の目的と目標を明確にする
・目的や目標に優先順位をつける
・条件を満たせる国や地域をピックアップする
・条件を満たす場所について調べていく
それ以外にもどんどんご自身で充実したオトナ留学のために準備をしていってくださいね!