あなたにとって”必要英語”はなんですか?
英語のスキルが必要だけど、自分にとって必要な英語スキルってなんだろう?
英語の必要性が増してきたなぁと感じることが多くなってきました。ニュースやワイドショーでも日本語の間に差し込まれる英語が多くなってきました。
また、会社でも英語が話せたり、TOEICの点数が昇給や昇進に関わってきたり、友人や家族のパートナーが外国人なんてことも珍しいことではなくなりました。
何気ない日常が一変して『英語』『英会話』の必要性をヒシヒシと感じている人もいるのではないでしょうか?
自分にとって大切な英語スキルを探して、かしこくレベルアップしていこう
一言で英語を学ぶと言っても、大人になれば英語を必要とする場面は人それぞれで随分と違います。仕事でもプライベートでも何をしたいかで身につけるスキルは変わってきますよね。
もちろん理想は全ての英語スキル『話す』『聞く』『読む』『書く』を理解し使えるようになりたいと思うのですが、なかなかどうして時間を確保することが難しいのが大人です。
では、まず自分にとって一番必要なスキルが何なのかを考えてみませんか?一番必要なスキルを見つけて集中的に学習する事でより成長が早く、実戦でも使えるようになりますよ。
なにごとも基本が肝心!中学3年間の文法はおさらいしましょう
『中学3年間で英語の基本は8割カバーしている』そんな事実に気づいたのは、なんとと留学中に手にしたテキストを目にしたときでした。そこで、『中学英文法を理解できたら、私も英作文を作れるようになるかも?』と思ったのです。
帰国後、改めて中学英文法をワークブックでおさらいしてみたところ、留学中に苦手だった長文読解が『なるほど』『なるほど』とスラスラと読めるようになりました。
英文法の勉強で話せるようになる訳ではありません。この学習が無駄だという人もいますが、私はそう思いません。ただ、必要な挨拶を交わすだけでよいのなら、テンプレートをそのまま覚えて使えばいいだけなのです。
英語を使って一歩踏み込んだ会話や理解が必要だと思うから英語を身につけたいと思っているはずです。例え、スムーズな英語が話せなくても、完璧に英語が読めなくても、出来るだけ正確に理解する必要があるからですよね。
お互いが大人として信頼し合うためにも、文法の理解はとても大切だと思います。
ぜひ、まず第一歩として中学3年間の英文法ワークブックに挑戦してみてください。大人の英語学び直しとしても、自身の弱点を発見するためにもとても役立ちます。ポイントはなるべく薄いワークブックを選ぶ、そしてやり遂げる事がとても重要です。
目的はどの部分をどのように理解できているのかを自分自身で把握するために行ってください。あまり分厚いとモチベーションも下がってしまうかもしれません。一通りチャレンジして文法的に弱いところを掴んでくださいね。
何事も基本を押さえることが上達への近道です!
あなたに必要なスキルについて考えましょう
ケース1:仕事でプライベートで外国人と接する機会が多い
グローバル化がどんどん加速して、どんどん外国人や海外でお仕事をする人が増えていますよね。国内にいながらも事業所や子会社が海外にあるとか、工場の立ち上げや指導で海外に行く人もどんどん増えています。
また、仕事だけでなく身内のパートナーが外国人という人も多くなってきました。
私が英会話教室で出会った方はこういった『話さなければならない』状況にある人が多くいました。仕事であれ、プライベートであれ、簡単なコミュニケーションが円滑な人間関係を生むことを知っているからこそご自身のスキルを上げようと努力されていました。本当に素敵です。
そんな方に必要なのはやはり簡単な英文を『話す=スピーキング』スキルを伸ばしていくことです。
簡単な英語を口にすることぐらいそれほど難しくないでしょ?と簡単に考えがちですが、ところがどっこいそうでもありません。
頭の中で英文を作って読むことと、声に出して英文を読む事は全く違うことです。
どれぐらい違うかというと、子供の頃は突然全力疾走してもなんてことなかったのに、大人になって突然全力疾走すると足がもつれたり、つったりとそれはそれは思い通りになりません。
使い慣れていない英語を声に出すという行為にはちゃんと練習が必要なのです。でも言い換えれば、練習さえすれば英語を声に出して話をすることが特別な行動ではなくなる、ということですね。
お金をかけずに楽しく練習するならこちら!
楽しく歌ってお口の運動と英単語を覚えられる『LyricsTraining』
こちらは英語のサイトしかありません。
GO TO WEB 押してもらうとサイトに移動します。そして自分の練習したい洋楽の名前を入力して、スタートします。レベル別にタイピングの難易度が選べますよ。
無料版だと一日に練習できる曲数に限りがありますが、隙間時間に遊べて学べて語学学校でも人気のサイトでした。
超オススメ!『どんどん話すための瞬間英作文』で実用的な英会話文が作れる
とても人気があるのでご存知の方も多いかもしれません。文法ごとに分けられた会話例がたくさん載っています。
そのまま使用することは難しくても、自分が使いそうな言葉に置き換えることですぐに会話で使えるので瞬発力を鍛えたい方はもちろん、文法の練習にも役立ちます!
ケース2:洋画やトークショーの英語を聞き取れるようになりたい
人気の映画やドラマ、トークショーなどを聞き取れるようになりたいと感じている人もいるのではないでしょうか?私は映画を日本語字幕で見ることが多いです。自分が聞き取った英語の意味と翻訳とがあっているかどうかを確認しています。
ただ、字幕には制限があるので翻訳を見て『あ、そう訳したんだ』と思うこともあります。映画全体で見ると意味は通じるけど、あちら独特のユーモアだったり。
説明が難しいから簡単に省略している部分や登場人物のその一言が微細だけどその『ニュアンス』が大事だったりと、たかがそんな事かもしれませんが映画が好きな人にとってモヤモヤする部分ではないでしょうか?
そんな人はぜひ『聞く=リスニング』スキルを高めて下さい。日本人は英語を聞き取ることがとても苦手です。私が英語で最も苦手だったのがリスニングです。
これは日本語と英語の語順の違いや周波数の違いなど様々な要因があげられます。聞き慣れない英語を音ではなく言葉として捉えていくためには地道な努力が必要です。ですが、時間をかけて英語を聞く耳を少しづつ育てて下さい。
その時に一つ覚えておいて欲しいことがあります。
・アメリカ英語
・イギリス英語
このどちらかを選んで練習することをオススメします。なぜなら、英語上級者でもイギリスで学んだ人やイギリス在住の人は『アメリカ英語が聞き取れない・聞き取りにくい』という言います。
アメリカ英語の上級者も『イギリス英語が苦手』と言います。発音や意味が異なる場合もあるので、どちらの英語を聞いていくかを決めておいた方がいいと思います。
お金をかけずにリスニングの勉強するならこちら!(イギリス英語でごめんなさい)
BBC Leaningenglishでイギリス英語とイギリス人の考え方にどっぷり浸かれる
映像とスクリプトまでついた至れる尽くせりのイギリス『BBC』の英語学習サイト!Youtubeでも、たくさんの動画が配信されています。大人の学習者にとって発音や文法はもちろん時事ネタまで英語でわかりやすい解説が学べるサイトは嬉しいですね。
かわいらしさ満点!お子様と一緒に楽しめる『Peppa pig』初心者向けのアニメ
こちらは初心者の方や家でお子さんと一緒に楽しみたい方に超オススメのアニメです。幼児向けのアニメなので言葉も短くかなりゆっくりしたペースの会話です。でもいつもハッピーエンドで思わず笑顔になれる素敵な作品ですので英語に親しむ第一歩にどうぞ!
・ケース3:英語の本やニュースを読みたい、仕事で英語の文章を読むことがある
先日、求人広告を見ていたら『英語ができる人歓迎』という文字が目に留まりました。内容は企業の一般事務の募集だったのですが『海外顧客から来た注文書を読んでデータを入力する作業』とのことでした。
この場合は話す必要もなければ聞く必要もないのです。そしてテンプレートで注文が来るとはいえ、そこに注意書きやメッセージがあれば理解出来なければなりません。
また、BBCやCNNのオンラインニュースで海外の情報をいち早く取り入れられたらいいなと思いませんか?同僚や上司との会話はもちろんグローバルな視点を持って情報収集を積極的に行える人は顧客や取引先にとっても好印象なはずですよ。
それ以外にも、意外なところでよかったと思ったことがあります。プログラミングを勉強していた時、英語が読めるとそれが何の指令かを感覚的に理解できる点でした。(理解できるからと言ってプログラミングが出来る様になった訳ではありません)
そんなあなたには当然のように『読む=リーディング』スキルが必要なはず。
文法をしっかりと頭に入れて読む練習を重ねて下さいね。
・ケース4:外国人のお友達とのチャットを楽しみたい!英文メールを送りたい!
インターネットのおかげで、オンラインで外国人と気軽に話せる時代になりました。オンラインゲームや出会い系アプリで友達になったり恋人を探す人も少なくない時代になりましたね。アナログ世代の私としては驚きの時代に突入しております。
そんな私も、留学に行ったおかげで外国人の友人は少ない方ではありません。メッセージのやりとりは英語ですが、イギリス人とのチャットトークはいつも死に物狂いです。
簡単なやりとりならスムーズになってきたものの、ちょっと込み入った話や普段使わない言葉については文法が間違っていないか、スペルが間違っていないかをチェックしてしまうのです。たかが10分程度のやりとりで、魂が体から抜け出るのではなかろうかというくらい必死です。
『書く=ライティング』のスキルはとても難しいものです。
チャットであればどうにか乗り越えられても、ビジネスメールには相当なスキルを要求されます。
私たちがかつて子供だった頃、小学校や中学校でも漢字の書き取りやテストが繰り返し繰り返し行われてきました。国語の授業や夏休みの宿題でも作文や読書感想文は必須でしたよね。
そこでまずは自分の伝えたいことを簡単に英作文する練習をしていきましょう。
自分で思った事、感じた事、その日起こったことをまず日本語にしてみて下さい。そして、それを簡単な言葉に変えていきましょう。簡単で単純な日本語を英語へと変えていく練習を積み重ね、あなたの言葉を英語で表現できるようになっていきましょう。
まとめ
英語上達の秘訣は
・中学生英文法をしっかりと勉強する
・自分にとって必要な英語スキルを考える
・必要なスキルに対して集中的に練習する
最後に
私の友人の中には、英語をとても流暢に話せるのに英語のテキストを読むことが出来ない人がいます。美しい英文を書くことができるのに、外国人と英語で話すことが出来ない人がいます。
私の英語学習にとても苦しんだのですが、その理由は一番必要なスキルを決めていなかったことが原因だと思います。
人それぞれ必要なスキルは違います。あなたにとって必要なスキルに集中し、早く使える状態にすることが英語の理解を早め成長のスピードをどんどん上げていくことになるでしょう。ちょっと楽しみですね!