初心英語習学者の為の留学
40歳を過ぎて、海外留学にチャレンジしたネジキヨ です。留学に行く前は、様々な不安と迷いがありました。
例えば、期間や費用のこと、カタコトの英語も怪しいのにあちらで生活できるかどうか。トラブルがあった時にはどうしよう・・・。
ネジキヨ もほぼ、全く、てんで英語が話せませんでした。
しかし、1年間の英国生活を乗り切り帰国の飛行機の機内でボロボロと泣きながら『帰りたくなぃー!』というほど留学生活を満喫することができました。
今、何かがブレーキになって留学を迷っている方がいればソッと背中を押してあげたい。
そんな思いでブログを書き始めました。何か共感できたり、お手伝いができればいいなと思っています。あなたが渡航しオトナ留学を楽しむきっかけになれますように。
遠い憧れ『海外留学』
『海外留学はお金持ちの家の子がいく、アレ』そんな風にずっと思っていました。
子供の頃から兄の影響で日本のポップミュージックに関心を抱くより先に海外の音楽を聴いていた事がなんとなく海外への憧れを強めたのかもしれません。
『行ってみたいなぁ、どんなところなんだろうなぁ』なんて思いもしましたが、でもそれは別世界の、それこそ火星や木星ぐらい遠いところにあるに違いない、そんなイメージでした。
さらに、我が家は庶民のお家柄。海外留学なんて、食卓で話題に上がる事は皆無でしたので私の人生に『留学』の文字が浮上したのは自分の人生をはたと見つめ直すその日までやってくる事はありませんでした。
オトナのピンチ-国際社会の波は突然に
私、ネジキヨ は販売員として20年以上のキャリアがありました。
製造販売業の末端に立つ販売員。そこで何を感じるかというと時代の流れをヒシヒシと感じるとる事、なんていうと大袈裟ですがそれに近いものを肌で感じ取る事ができました。
・景気の流れ
・流行の変化
・活性化している職業
・人の動き
特に近年、著しい変化があったとすると『人の動き』の変化でした。
皆様ご存知のいわゆる『インバウンド需要』。
多い時で、入店客の半数近くが『海外のお客様』となっていました。
この現象が起こる、以前のインバウンドはカタコトながら日本語で話そうとしてくださったり、こちらが英語を話せなくても笑顔で受け流してくださったりと『ここは日本だから、仕方ないなぁー』なんて、あちらの好意に甘えまくる事ができていたのですが、ところがどっこい近年のインバウンドは様子が違います。
『インターナショナル・ジャパン!』でしょ??そうでしょ??
そんな声なき声が聞こえてくる、それほどに皆様、英語がご堪能。
高級店の店員が英語が話せないなんて・・・ありえない!!と言わんばかりに、容赦無く英語が飛んでまいります。
そう、英語を使える事はもはや世界の『常識』なのだと実感しました。
さらに驚いたことに、振り返ればそこに『英語ペラペラ』の同僚達の姿がありました。
今にして思えば、流暢な英語じゃなかったかもしれません。しかしコミュニケーションを図り、談笑し、売上を上げていく彼らのなんと眩しかったことでしょう。
『英語』が当たり前になる日は近い・・・。
『英語』がお給料に反映される日は近い・・・、コレ一番の死活問題。
『英語』が昇進に影響してくる日は近い・・・。
『英語』がお隣さんになる日は近い・・・。
私の心は戦々恐々、足ガクガクブルブル。
今までの自分のキャリでは、一朝一夕にはなんともならない事態であり、経験に甘んじていたことに危機感を覚えるに至ったのです。
まさか英語の波がこんなに高くなるって、小学生の時に教えておいて欲しかったとハンカチを噛み締めてしまいました。
それはもう、避けられないほど確実にやってくる『時代の流れ』であることに違いはないと感じてました。
あれ、皆様はもうすでにご存知だったかもしれませんね。お恥ずかしい。
その思いからわずか数年後の今、私の住む田舎町の駅にも海外の方をちらほら見かけます。
街を自転車で移動する外国人の皆様、近所の公園で遊ぶ外国人のご家族や3軒隣にも外国人の方がいたり。
それもそのはず、厚生労働省が発表している『外国人雇用状況』の届け出状況のまとめ』https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16279.htmlによると10年前と比較して在留外国人の数はうなぎ上りに増加し当時から2.6倍の外国人労働者数は1,724,328人!!!
いつの間にやら、イッツ!スモールワールド!!そんな環境になり、
少なからず『英語』を勉強することは今後の人生を考える上で避けては通れない一大事になったのです。
オトナのピンチ-振り向けば『ヤツ』がいる!
しかしながら、そんなことではへこたれない打たれ強い氷河期世代です。何より厳しい環境には慣れているので、明るい未来を信じて・・・ハンカチを噛みしめながら信じて頑張ろうかという矢先に中年あるあるの落とし穴にはまってしまうのです。
・家族のピンチ
・パートナーとのピンチ
・健康のピンチ
・職場のピンチ
・人間関係のピンチ
職場のピンチに続いて、見事に『健康のピンチ』にも遭遇。30代はまさに当たり年でしたが、宝くじは当たりませんでした。
国立がん研究センターhttps://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.htmlの統計でも中年以降にチラホラ聞こえ始める『ガン』という言葉。他人事に思っていたこの言葉を私は30代で2回も聞いてしまいました。
入退院を繰り返すこと数回、闘病しながら考えたのは命の使い方について、とそれほど大袈裟なことではないのですがたくさん時間が出来たことでこれまでの人生を振り返らざるを得ない状況になりました。
これは決してネガティブな発想ではありません。
『最期』を考えた時、『今』について考える、そして『未来』について考える勇気?そんな殊勝なことでもなく、立ち向かってる的な現実逃避とでも言いましょう、その当時の私は生きる大義名分を探さないわけにはいかなかったのでございます。
・どういう人生を望んでいるんだろう?
・人間関係はどうだろう?
・仕事はどうだろう?
・死ぬまでに絶対やっておきたいことはなんだろう?
・後悔することはなんだろう?
などなど、色々と棚卸しをしながら振り返ることは、『生きる』を真剣に考えた期間であったと思います。
ありがたいことに、お仕事的には落ち着いた状況でしたが自分自身がどうしてもやりたいと思った事を自分の手でやり遂げたい!
そしてそれは今しかチャンスがない!そういう思いで徐々に留学の準備を進めていきました。
私にとってそれがきっかけでしたが、40代から50代という年齢は人生を振り返る時期として最適だと思っています。
『知恵』と『経験』のバランスが絶妙な時で、かつ体力もあり、精神的強さもある。行動力も判断力と何より『どうにかなるさ、大丈夫』という大らかさも持ち合わせている。
全てのピンチが背中を押して、私は『オトナ留学』の決断に至りました。
それほど大きな目標があったわけでも、子供の頃から胸に秘めていた大きな夢という訳ではなかったのですが『留学』は確実に未来に向けて進むように感じていたし、なんだか希望のようになっていきました。
この時点では留学以外は全くのノープラン。目の前の人参を追いかける馬の如くただ『留学』を実現すべく走り出したのであります。
そう、人生は勢い。
勢い余って転ぶことより、つまづいてもまっしぐらに走る!メンタル強めふうで本当は怖がりのネジキヨ でございます。
大人が留学で得るもの
人それぞれで得られるものに違いがあるかもしれませんが、短期・長期にかかわらず世界と触れ合ったあなたの胸に『何か』が残ることは間違いないと思います。
『体験』することを久しく忘れがちなオトナたちですが、新鮮な気持ちで立ち向かって行った時(別にそんな好戦的な気持ちじゃなくていいんですけどね)世界との触れ合いの中で何も感じない人はいないはずです。
日本とは違った文化に触れ、歴史を知り、人々との触れ合いの中で感じる世界はあなた独自のものでしょう。
やってみたいからやってみた、そしてやって良かったと私は心から思っていますし、同じ感動を多くの人に味わって欲しいと思っています。
世渡り上手ではないネジキヨ は、やっぱり留学してもそれなりに失敗をしてきました。きっとあなたも大丈夫です!
行動は最初の一歩から
とても便利になったこのご時世、語学留学は実にバライティ豊かになりました。以前はアゴが外れるほど高額だった留学もなんとかお小遣いで行けそうだったり、休暇の度に訪れることができるようなプランまで実に様々です。
欲張りな留学も、コツコツ頑張る留学もまずは最初の一歩を踏み出すところから始まります。
『やってみたい』それを一つ叶えること、それはまさに『生きる』ことですね。
どうか、勇気を出して、そして気楽な気持ちで一歩が踏み出せますようにと願っています。